「地域社会・経済体験ツアー」
2026年2月27日、OMPEAとTrinity Nestは共同で「地域社会・経済体験ツアー(Local Community and Economic Experience Tour)」を開催しました。本ツアーは千葉県の匝瑳・多古エリアを巡る日帰りプログラムで、参加者が地域の社会活動や経済活動を直接見学・体験できるよう企画されたものです。同時に、自然の美しさ、文化遺産、そしてコミュニティづくりの取り組みを融合させた、意義深い体験を提供するツアーでもありました。
参加者は午前10時に成田国際空港に集合し、バスで各訪問地へ向かい、ツアーが正式にスタートしました。
飯高檀林 ― 日本初期教育の源流を再発見
午前10時30分頃、ツアーの最初の訪問地である歴史的価値の高い文化遺産「飯高檀林」に到着しました。千葉県に位置する飯高檀林は、江戸時代に栄えた仏教教育の中心地として知られています。日本の教育史において重要な役割を果たした場所であり、現在では貴重な歴史遺産として保存されています。
周囲は豊かな自然に囲まれており、訪れる人々は文化遺産と自然環境を同時に体験することができます。日本の初期教育が発展した場所の一つとして知られるこの地では、参加者は静かな環境の中で自分自身を見つめ直す機会を得ることができました。地域の歴史や文化、社会的背景を学ぶことで、地域コミュニティが持つ価値や伝統の深さをより深く理解することができました。
多古米のおにぎりワークショップと発酵ランチ
午前11時30分には、地元で生産された「多古米」を使ったおにぎり作りのワークショップが行われました。参加者は自分でおにぎりを作りながら、地域農産物の価値や重要性について学ぶことができました。
昼食には、健康と日本の伝統的な食文化を意識した発酵食品を中心とした「発酵ランチ」が提供されました。発酵させたご飯も味わうことができ、日本ならではの食文化を体験する貴重な機会となりました。
また、この時間には店舗のオーナーと直接交流する機会もあり、名刺交換やビジネス経験の共有が行われました。地域ブランドの構築や商品価値を高めるための戦略について、実践的な知識を学ぶことができました。
たこ星(Tako no Hoshi) ― コミュニティづくりの実践
午後1時30分には、地元住民によって運営されているキャンプ施設「たこ星(Tako no Hoshi)」を訪問しました。多古町に位置するこの施設は、地域住民同士のつながりを強めることを目的に、協働や共創(co-creation)を重視して運営されています。
たこ星は、地域社会の発展と協働を基盤としたコミュニティ型経済モデルの実例として注目されています。訪問を通して、参加者は次のような取り組みについて学ぶことができました。
- 地域住民が主体となるコミュニティ型ビジネスモデル
- 持続可能性(サステナビリティ)を重視した事業運営
- 行政の規制や制度に適合した運営方法
- 地域住民と事業者の信頼関係の構築
地元の人々との交流を通して、環境への配慮や法規制を守りながら責任ある形で地域ビジネスが運営されていることを理解することができました。また、オーナーと直接対話し、事業の運営方法について学ぶ機会もあり、地域の方々が心を込めて用意してくださったお菓子もいただきました。
癒しの里 ― 自力整体と起業家精神
午後2時30分には、「癒しの里(Iyashi no Sato)」を訪問しました。ここは、かつて農家の倉庫として使われていた建物をリノベーションし、ウェルネススタジオとして生まれ変わらせた施設です。
自然に囲まれた環境の中で、心と体を整えることができる空間となっており、参加者は自力整体のエクササイズを体験しました。自力整体は、体の筋肉をほぐし、姿勢を整え、ストレスを和らげる効果がある自己調整型の健康法です。
さらに、この施設では、古い倉庫をヨガスタジオとして再生させた創造的なリノベーションの事例を見ることができました。自宅近くで小規模な起業活動と地域社会への貢献を両立させるモデルとしても、大変興味深い取り組みでした。
ツアーを通して得られた成果
今回のコミュニティ・ビジネスツアーを通して、参加者は次のような貴重な経験を得ることができました。
- 地域経済の将来の可能性について新しい視点を得ること
- 文化や共同生活、共創の価値を実体験として理解すること
- 企業のリーダーや将来の地域リーダーとのネットワーク形成
- 成功している地域起業家と直接交流し、実践的な経験を学ぶこと
- 自力整体を通じて心身をリラックスさせる体験
千葉県匝瑳・多古エリアを巡る今回の日帰りコミュニティ・ビジネスツアーは、地域に根ざした経済モデル、文化遺産、そして社会的つながりを一日で総合的に学ぶことができる非常に貴重な機会となりました。

